◆「佐賀城下ひなまつり」は5000体ものひな人形

一方、佐賀市では、3年ぶりに「佐賀城下ひなまつり」が開催されています。歴史民俗館や徴古館など市内の会場にはあわせて約5000体のひな人形が飾られていて、佐賀藩主の鍋島家に伝わる明治時代の作品も見ることが出来ます。

佐賀城下ひなまつり実行委員会 杠(ゆずりは)泰介さん「私のおすすめは、こちらの鍋島小紋のひな人形です。柔らかい色づかいが特徴的で、非常にかわいらしいお人形になっています」

佐賀藩の裃の文様である鍋島小紋をまとったおひな様。その数、なんと200体。そして、こちらは伝統工芸の佐賀錦をまとったおひな様です。金の漆や絹が使われていて、華やかさの中にも温かいぬくもりを感じることができます。

訪れた人「超豪華に見えますね。おひな様とはとても思えないぐらい素晴らしかったです」


◆和製じゅうたんに子供の健康願う

今回、伝統の手織りで作った作品も初めてお披露目されています。

RKB川内信江「今回初めて登場したのが、和製じゅうたんの鍋島緞通(だんつう)のひな壇です。子どもの健康を願っているんですが、柄にそれぞれ意味があります」

今年の干支、うさぎは「元気よく跳ね回る」や「子だくさん」。梅は「子孫繁栄」、桐は「子供の成長を願う」などの意味があるそうです。

佐賀城下ひなまつり実行委員会 杠泰介さん「家族づれの方でお子様と楽しく会場を歩いてらっしゃる姿を見ると、開催できて本当によかったと思います」