視聴者からの情報提供をもとに身の回りで起きている不正やトラブル、疑問などを調査するRKB毎日放送のR調査班では、今年5月、労働組合を作って会社に待遇の改善を求めた福岡県北九州市のトラック運転手が、不当な扱いを受けている現状をお伝えしました。
取材を進めると、別の運送会社でも労働組合での活動を理由に運転手が解雇されたケースがあることがわかりました。
運転手不足が課題の運送業界で何が起きているのでしょうか?
「深夜手当の支払い」を会社に求めたトラック運転手の男性

横手政志さん
「歩くぐらい歩いとかないと復帰したときにも動けないとね」
千葉県松戸市に住む横手政志さん(59)。

横手さんは、車などに使われる鋼材を輸送する日本鉄鋼物流でトラック運転手として働いていました。関東から九州まで鋼材を運ぶこともあったと言います。
おととし4月、横手さんは労働組合のメンバーとしてベースアップや労働基準法に基づく深夜手当の支払いを会社に要求。










