1か月で125時間30分の残業 その果てに

北九州市立大学の学生に語りかける安徳晴美さん

安徳晴美さん
「夫は4月段階からとにかくこの1年間は忙しいけれども、この3年生の入試、センター試験までは俺は頑張るんだ、頑張るんだ、頑張るんだって毎日言いながら働いていた。そして、その日が来た途端に脳幹部分の破裂、そういうことが起こってしまいました」

倒れる1か月前の残業時間を、安徳さんは夫の手帳とパソコンのログイン・ログアウト記録から算出した。

125時間30分。

1か月の残業時間が125時間を超えるということは、夜は5時間、3時間という睡眠しか取れていないということだ。

しかもそれが6か月以上続いていた。