6月10日は「時の記念日」。

福岡の神社では、全国でも珍しい壊れた時計を供養する神事が行われています。

全国から届く数々の時計には手紙が添えられていることも。供養後には、再び誰かの大切な時計の部品として時を刻んでいます。

福岡県の恵蘇八幡宮

福岡県朝倉市にある恵蘇八幡宮。毎年、6月10日の「時の記念祭」に合わせて「時計供養祭」が行われています。

今年も、壊れて動かなくなった約100個の時計が祭壇に並べられ、神職が祝詞を奏上しました。

「時の記念日」は、671年に天智天皇が中国の唐から伝えられた漏刻という水時計を建造し、日本で初めて時刻を知らせたとされる日にちなんで制定されました。その天智天皇を祀っているのが福岡県朝倉市の恵蘇八幡宮です。

恵蘇八幡宮 上原実二 宮司
「全国的にも時の記念祭は珍しい行事だと思う。時間というのは平等に与えられたもの、有効的に自分のために活用できるよう考えていただければ」