JR九州の株主総会が開かれ、古宮社長はクイーンビートルの浸水隠し問題を受けて「グループ全体で安全を最優先した事業運営を行っていく」と述べました。

福岡市博多区で開かれている株主総会には、およそ250人の株主が出席しています。

冒頭、古宮社長は子会社のJR九州高速船がクイーンビートルの浸水を隠して運航を続けていた問題についてこれまでのいきさつを説明しました。
その上で、新たに策定したグループのガバナンス強化策に触れ次のように述べました。

JR九州 古宮洋二 社長
「グループガバナンスを強化するとともに、当社グループにおける安全意識の向上、および安全管理態勢の再構築を図り、グループ全体で安全を最優先とした事業運営を行ってまいります」

株主からは、造船会社への損害賠償請求の可能性について質問があり、JR九州は「保証期間を過ぎているので損害賠償の請求はできない」と回答しました。







