◆Jフロントは「守り」から「攻め」へギアチェンジ


“天神の顔”の将来を担うJ.フロントリテイリングは、全国の主要都市に「大丸」「松坂屋」を13店舗、「PARCO」を18店舗展開する。両事業を合わせたグループ全社売上収益に占める割合は約73%(同社HP)。2021年度の連結売上高は約8750億円だ。

ホームページには好本社長のメッセージとして、コロナ危機対応の「守り」重視から「攻め」へとマインドセットを変えると記されている。

「リアルとデジタルの融合をはかるとともに、オンラインでは実現できないリアルならではの圧倒的な付加価値向上に取り組みます。そのため、リアル店舗の魅力化とデジタル対応強化に向けた投資を積極化します」

好本社長が明かした「ユニークな施設」のヒントはこのあたりにありそうだ。