日照時間 例年の1.5倍に

この地域の9月1か月間の降水量は、例年より1割ほど少ない163ミリ(八女市黒木)。また、日照時間は242.7時間で、例年の1.5倍にものぼりました。

さらに、ミカンの生育に影響を与えたのが、8月末に九州に上陸した台風10号です。
「裂果」してしまったミカン

JAふくおか八女・かんきつ部会 中島光秀 部会長「今年の場合は雨が全然降らない状態で、ミカンも皮が薄くなる。そこに台風が来たじゃないですか。地面が乾燥しきってる状態のところにある程度の雨が降ると、皮が薄くなっているミカンはそれでも実を太らそうと思って弾けてしまうんですよ」

日照りによる「日焼け」に台風による「裂果」で、中島さんのミカン畑では、今年の収穫量が例年と比べて4割から5割減っているということです。
息子の康裕さんは、こう嘆きます。

中島康裕さん「ここ2~3年はきついですね。この日焼けが多い分が、減収。量がとれないってなるとその分食べてもらえない。というのが一番大きいですかね。待ってくれてる人がいるのにその人たちに届けられない」