
日本玩具協会によりますと、昨年度の国内玩具市場規模は1兆193億1900万円(前年度比107.1%)で、初めて1兆円を超えました。少子化が進む中でも市場規模は4年連続で拡大しています。

カワダ福岡支店 松本智子係長「『キダルト』という言葉がキーワードになっています。子供の心を持った大人たちが急増していて、子供の頃に遊んだおもちゃ、もしくは遊べなかったおもちゃを、大人になって購入して楽しむという傾向が今年はすごく出ているんです」

「キダルト」とはキッズとアダルトをかけた造語で、子供心を持った大人のことです。

購買力のあるキダルトにはメーカー各社も注目していて、大人も買いたくなるような商品の開発に力を入れています。

RKB 竹井りさ リポーター「こちらのリカちゃん人形はフランフランとコラボレーションしているんです。リカちゃんがつけているエプロンや食器は実際にフランフランの店頭で売られているものなんです」

タカラトミー 澤公司さん「キダルトという需要が世界的にも高まっていて、特に『フォトジェニックリカ』は完全に大人の女性向けです。一番の違いが自由なポージングができること。SNSの流行とかもあって、食事や旅行にも一緒にリカちゃんと行って、思い出を作ってもらう」

子供の頃に遊んだおもちゃは親しみや懐かしさを感じる人も多いため、定番商品のリニューアルも目立ちます。