処刑場に向かう若いアメリカ兵の表情
1945年8月中旬、処刑場に向かうアメリカ兵の様子を確認するよう司令部から頼まれた福田さん。

その時に見た若いアメリカ兵の表情を今でも鮮明に覚えています。
福田コウさん(99)「4人の兵隊が捕まって足をくくられてたんですね。トラックの屋根のところにすがってね、不安そうにおろおろしてたんですよ、それがちょっと敵とは思いながらかわいそうだと思ったんですよね」
トラックを見送った後、福田さんは司令部からの電話で4人が処刑されることを知りました。

福田コウさん(99)「電話で油山で処刑すると言われました。終戦が来ると思い出して胸が痛かったです。無残に殺されたひとたちのことを思うとすっきりできないです」