暮らしに欠かせない公共交通のひとつが「バス」。しかしこのバスが、10年後には3割以上、街から消えてしまう、そんな試算があります。試算が現実のものとならないように、バス業界では様々な取り組みが始まっています。”試算が示すような近未来”を回避することはできるでしょうか。
「毎日乗ります、便利だから」

街の中を縦横無尽に走るバスは福岡県民の生活に欠かせない交通手段です。

市民「1日4台は乗りますね。買い物とか病院とか、かなり乗りますよ」
市民「毎日使います。便利だから」
そのバスの運転士不足が全国的に深刻な状況となっています。
待ち時間長く・・・本数が減っている?

市民「本数は減っているんじゃないでしょうか。次のバスが来なくて待ち時間がすごく長くなっているなと思います」

RKB 下濱美有記者「福岡市内多くのバスが走り、またバス停ではひっきりなしにバスを待つ人の姿があります。このまま対策を打たなければ10年後さらに深刻になると予想されています」

「100人足りない」と訴えるのは、福岡県内を中心にバス事業を手がける西鉄グループです。

西鉄 自動車事業本部・人財戦略推進室 洲脇祐子課長「今年の3月16日のダイヤ改正によって一定量の業務量は削減しておりますので昨年よりは改善の傾向にありますけれど、依然として西鉄バスグループで100名程度不足している状況です。要員状況を申し上げますと現在も非常に厳しい状況です」