JR九州高速船が博多と韓国・釜山を結ぶ国際航路で、高速船「クイーンビートル」の浸水を隠ぺいしていた問題。
親会社のJR九州は15日、隠ぺいについて、全てトップの指示だったと明らかにしました。
博多~釜山「クイーンビートル」数々の不正が明らかに

JR九州 松下琢磨 常務執行取締役「夏休みに入り、旅行等で楽しみにされていた、多くのお客様のご期待を裏切ることになってしまいました。本当に申し訳ございませんでした」
JR九州の謝罪で始まった14日の会見ではクイーンビートルをめぐる数々の不正が明らかになりました。
「浸水を隠ぺいする」という前代未聞の出来事。いったい何があったのでしょうか。
航海日誌に「異常なし」 浸水は”裏管理簿”に記載

JR九州によりますと、今年2月、クイーンビートルの船首の部分に少量の浸水が確認されましたがJR九州高速船は、国土交通省に報告しませんでした。
それだけに止まらず航海日誌などには、浸水した場合も「異常なし」と記載する一方、浸水量に関しては裏で管理簿を作成し、記録していたということです。