この事故は去年5月24日、柳川市のハリウッドワールド美容専門学校で全校生徒およそ470人が参加してバーベキューをした際20代の男性職員が消毒用のアルコールを炭火にかけたところ爆発的に炎上し生徒4人が死傷したものです。

第三者委員会は、事故の原因となった消毒用アルコールの投入について「古賀英次理事長がバーベキューコンロの火起こしとして火気厳禁にもかかわらずアルコールの利用を発案した」「古賀理事長からの直接の指示はなかったものの、加害職員がコンロの火力を上げることを古賀理事長の意に沿うものと考え、とっさの判断でアルコールをコンロに投入した」などと報告。

そのうえで、「長期にわたり古賀理事長による強権的経営が続く中、教職員には『何を言っても無駄』という職場意識が醸成され、古賀理事長の遵法意識や危機管理意識の麻痺・欠如と相まって引き起こされた重大事故」「経営体質が変わらない限り、同様の事故が再発する可能性が極めて高い」と指摘しています。