九州の県議会 福岡以外は報告書を公表

一方、去年10月にドバイを視察した福岡市議会は、ホームページ上に報告書を掲載。
九州では福岡県以外のすべての県議会が、海外視察をした際は内容をホームページなどで公表しています。
市民団体「後ろめたいことあるのでは?と思われても」
行政の不正についてチェックしている市民団体は、「そもそも情報公開請求をしなければ内容を開示しないという後ろ向きな姿勢に問題がある」と指摘します。

市民オンブズマン福岡 児嶋研二 代表幹事「県民の税金を使ってですね、議員として海外視察に行ったわけですから、もうその内容について金額はいくらかかったかこれに関しては徹底して情報公開をする必要があると思います。説明責任があるということです。金額をまだ出せないというのは何か後ろめたいところがあるんじゃないかというふうに県民に思われても仕方がないと思いますね」
福岡県議会は「悪い意味でトップクラスだ」

市民オンブズマンが全国の議会で昨年度に行われた海外視察を調査した結果、金額・派遣人数ともに最多だったのは福岡県議会でした。
市民オンブズマン福岡 児嶋研二 代表幹事「金額が一番高い、情報公開は一番遅れている、ある意味悪いトップですね。トップクラスですね。金額としては一番大きい、情報公開が一番遅れているというのが福岡県議会の状態です」
知事も苦言「速やかに公表を」

これまでの県議会の姿勢に服部知事も苦言を呈しています。
福岡県 服部誠太郎知事「予算額とかそういうものはあらかじめ分かるわけでありますので、そういったことは出せるだろうと思いますし、できる限り速やかにそういう公表ができるような工夫をしていただければと思います」