2教科を組み合わせたユニークな授業「文理共創科」

北九州市八幡東区の県立八幡高校では、これまで「普通科」と理科や数学に特化した「理数科」の2つの学科がありました。このうち普通科を今年入学の1年生から「文理共創科」という新しい学科に改編しました。
文理共創科1年生「多角的な視点でいろんな教科を学べることを知って授業に興味を持ったので受験しようと思った」「1つのテーマを複数の教科から学ぶということがおもしろいと感じて興味を持ち、八幡高校で授業を受けてみたいと思いました」
文理共創科の特徴が、年に35時間行われる「教科・科目の横断型授業」です。教員が2人以上入り、2つの教科が一体となった授業が行われます。例えば数学と歴史の授業では、数学で学ぶ図形や方程式が歴史上の建物を造る際にどう活用されていたのかを学びます。さらに、体育と物理の授業では、サッカーでボールを蹴る時、どの角度ならボールがよく飛ぶのかを分析。文系と理系の枠をまたがって学び、問題を見つける力や解決する力を身につけることを目的としています。
八幡高校 廣濱一郎教諭「自分が今学んでいることがどう社会とつながっているのか気づく。ほかの教科の先生が絡んでくれて多角的に捉えていくことが大きい」