「あー、これはいいや」「これはいいですよ」

笹木三月子大根は楕円形で、重さは2キロ前後あります。この日は、地元の小学校の給食用におよそ20個を収穫しました。

中村順子 さん
「甘くて、肉質がち密で水分が少なくて、天ぷらなんかに向くダイコンです」

ダイコンはおよそ半世紀前、近くに住んでいた 笹木憲治 さんが、「聖護院」と「三月子」の2種類のダイコンの自然交配を繰り返して作りました。

地区の人たちがその種を守っていて、今でも10軒ほどの農家が栽培しています。ここ数年、天候不順で苦戦する中、ことしはまずまずの出来だということです。

中村克己 さん
「もみ殻堆肥というのを入れたんですよ。よかったんじゃないか、思うんです」

中村順子 さん
「ダイコンがおいしいですからね。作り続けてほしいなあという思いはずっとありますね」

笹木三月子大根は1キロあたり150円で、毎週土曜日に地元の朝市で販売されるほか、月末には特売のセールもあるそうです。

水分が少ないので、おでんにしても煮崩れしないほか、天ぷらもおいしい。葉はかき揚げに入れてもいいということです。