拓郎フェスティバル実行委員会 白井千春委員長
「全国にいわゆるフォーク居酒屋とかフォーク酒場が、だいたい調べた限り200軒ぐらいあるんです。それを全部リストアップして、出演者募集要項をお送りして…」
当初は1日限りの予定でしたが、予想以上の反響があり、2日間の開催となりました。

ステージに立った人には、日本のシンガーソングライターの草分け的な存在・拓郎さんにそれぞれひかれる理由があります。

府中元気フォーク村(広島)
「パワフルなところです」

VANぱーやん(広島)
「わたしの音楽の原点でもありますし、人生の1つの道しるべと思っていますので」
年を重ねて、やっとこの歌『唇をかみしめて』の歌詞の意味がわかるようになったという男性…。

KAZURO(広島)
「かっこいいと思いますよね。生き方にしろ、歌にしろ、やっいてること、しゃべること。拓郎が好きな人は全部が好きなんじゃないですかね」
中学生のとき、ギターを弾き始めるきっかけが拓郎さんだったという65歳のベストソングは、『どうしてこんなに悲しんだろう』。

TAKATOMO(岡山)
「ジーパンをはやらせたのも拓郎さんじゃないかなと、わたしは思っているんですけど。青春の本当の意味での1ページですね」

広島フォーク村の開村コンサートが開かれた聖地に立つことは、県外からの出演者にとっては、格別のものとなったようです。
TAKATOMO(岡山)
「できればメイン会場(ホール)で歌いたかったです」

拓郎さんの楽曲「マークII」を店の名前にしたフォーク酒場の常連客は、横浜から夫婦で参加していました。

横浜マークIIバンド(神奈川)
「今まで拓郎さんの音楽人生が始まったこの広島にずっと来たかったんですけど。今回、このフェスをきっかけで来ることができて。しかも、この青少年センターでステージに立てるというのは、もう拓郎ファン冥利に尽きる」

妻
「ふだん仕事帰りで疲れた顔をしているんですけど、別人のようにキラキラ光っていまして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
マークIIのメンバーの中では最年少54歳という男性は…。

横浜マークIIバンド(神奈川)
「いや、これは、もう一生の思い出っていうか。あー、おもしろかったと、死ぬ前に絶対思い出す経験になったと思います」