広島カープ 野間峻祥 選手
「お願いします」
― あちらの席に。
「あれ?」

― ある方からメッセージです。
「これ、誰? ああ、(背番号)5ね。はい。(西川選手のメッセージを掲げて)これで行きます(笑)。じゃあ、これをロッカーに貼っておきますね」
― ありがとうございます。
「(筆を取って)何にしようかな?」
『そろそろホームラン打って!!』(野間峻祥)

野間峻祥 選手
「はい。『そろそろホームラン打って!!』。これにします。かれこれ2年ぐらい、マツダスタジアムならもっと、ホームランを打っていないので、ちょっとがんばりたいな。来年こそ打ちたいなと思って、その思いを込めて書きました。ありがとうございました」
野間選手が会場を去った直後、再び西川選手が会場に…

西川龍馬 選手
「えっ? もう終わったんですか? (メッセージは)ちゃんと渡りました?」
― ロッカーに飾るって自らおっしゃいました。
「当たり前よ(野間選手の後を追う)」
◇ ◇ ◇
青山高治 キャスター
だから、あの西川選手のメッセージを受けて野間選手は、自分のタオルのデザインを「そろそろホームラン打って!!」にしたんですね。

中根夕希 キャスター
そういうことだったんですね。掲げるファンも、西川選手の思いも背負って出すことができそうですね。
青山高治 キャスター
当然、西川選手のタオルを作ることにはならないわけですけど、あの場所に現れて、ああやって野間選手にメッセージを書いてくれている。実は野間選手へのメッセージだけじゃなくて、こういうメッセージもあそこで書いてくれました。「RCC お世話になりました。またね 西川龍馬」。ファン感謝デーのあいさつで「本当にカープに来てよかった」って言葉がありましたけど、西川選手のカープでの8年間というのを感じます。

山崎隆造 さん
そうですね。本人もすばらしいあいさつをしました。本当にカープがあってのというところで感謝の気持ちでいっぱいなんじゃないでしょうかね。