マツダなど自動車メーカーが次世代のコンセプトカーなどを発表する国内最大の自動車ショーの報道公開が始まりました。現場から 小林康秀 キャスターの中継です。

小林康秀 キャスター:
「東京ビックサイトで開かれている国内最大の自動車ショー『ジャパンモビリティショー』の会場です。2年に一度、開催されていた東京モーターショーから名称変更され、コロナでの中止を経たため、4年ぶりの開催です。さまざまな体験型の出展が増える中、過去最高の480社を数えるといいます。地元・広島のマツダも世界初公開のコンセプトカーを発表。装いも新たになった祭典を体感してきました」

国内ではまだまだですが、世界の自動車業界がEVへシフトしつつある中で、各社のEV戦略の打ち出しが多く見られました。

トヨタ・カヨイバコ

小林康秀 キャスター:
「商用車のEVのイメージですね。薄いバッテリーを使うという想定なので、乗り降りも楽にできると、そして、イスも着脱可能という想定なので、昼間は商用車、夜は自分用の車という使い方もできる想定です」

これまではバッテリーには航続距離・充電時間・出力が課題といわれていました。そのポイントをすべてクリアするといわれる全固体電池の開発などが急務だといわれています。

日産・ハイパーフォース

小林康秀 キャスター:
「日産のGTRの後継ともみられる車ですね、重厚な造りで、窓も開きましたね。低重心で底が薄いので、全固体電池を想定しているんでしょうか」

ホンダ・ソニー AFEELA

小林康秀 キャスター:
「ホンダとソニーが共同開発したアフィーラです。前のライトのところが映像が出るんです。画面が走るスマホのようだという表現がありますが、わたしは走る家電のような気がします」

BYD

小林康秀 キャスター:
「東京のモーターショーに初参加した中国のEVメーカー『BYD』です。ひと際、多くの人が詰めかけています。中国のBYDは、市場投入車のラインナップの多さを強調し、EV界をけん引しようとしています」

一方で全固体電池などは、コストがかかることも大きな課題です。それぞれの国にもよりますが、EV化が大きく広がるには時間がかかります。