青森県八戸市の「吉田屋」の弁当を食べて、体調不良などを訴えている人が全国で相次いでいる問題で、広島県内でもこれまでに少なくとも30人が体調不良を訴えていることが分かりました。

広島市保健所によりますと、弁当は、八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」が作ったものです。広島市に本社を置く「イズミ」では、吉田屋が商品不良としてホームページで公開している弁当のうち、「北海道産特選いくらの贅沢丼」を今月16日と17日の2日間にわたり販売しました。

広島市内の6店舗で119個売れたほか、県内であわせて18の店舗で販売したということです。

販売した広島県内の店舗

▼ゆめタウン学園
▼ゆめタウン呉
▼ゆめタウン安古市
▼ゆめタウン蔵王
▼ゆめタウン東広島
▼ゆめタウン黒瀬
▼ゆめタウン江田島
▼ゆめタウン吉田
▼ゆめマート八本松
▼ゆめタウン大竹
▼ゆめタウン広島
▼ゆめマート二葉の里
▼ゆめタウン廿日市
▼LECT
▼ゆめタウン福山
▼ゆめマート西条
▼ゆめテラス祇園
▼ゆめマート可部

この弁当を食べた人のうち広島市内の9人がおう吐や下痢の症状を訴えています。いまも入院中の人がいるとみられ、一方ですでに症状が回復している人もいるということです。

また、県などによりますと、広島市以外の市や町では21人がなんらかの症状を訴えているということで、広島市とあわせると県内では少なくとも30人が体調不良を訴えています。

広島市保健所では、患者の便の検査をしていて、今後、八戸市の保健所が原因を究明するということです