秋に皇居で行われる「新嘗祭(にいなめさい)」に広島県から献上するコメの収穫が、三原市大和町でありました。

集落法人「ハピネス」 信野一明代表
「おかげでいいコメが取れて、いい献上ができるんじゃないかと思います」

ことし広島県からコメを献上するのは、三原市大和町萩原地区の集落法人「ハピネス」です。合わせて50アールの献穀田に、5月に植えたコシヒカリが実り3日、収穫しました。

新嘗祭は、神々に収穫を感謝する宮中行事で、全国各地の農家がコメやアワを献上します。

広島県では毎年、県集落法人連絡協議会の推薦を受けた集落法人が担当します。

信野一明代表
「私らも敬老会の歳になっとるんですけど、そういう人も含めて一生懸命やらんと、農地あるいは食料の維持ができない。陛下に限らず国民の皆さんに知っていただいて、日本で自給できるような政策を一つよろしくお願いしたいと思います」

収穫したコシヒカリは乾燥・調整したあと、いい粒だけを選別し皇室に献上されます。