アクアイグニスが手掛ける商業リゾート施設VISONは、2021年4月に三重県多気町にオープン。敷地面積は35万坪。食をテーマにおよそ70店舗が出店し、地域食材を生かしたミシュランシェフ監修のレストランやスイーツなどが好評で、ホテルや温浴施設も備えています。オープンして2年―。コロナ禍の影響がありながらも、年間350万人の観光客が訪れているそうです。

そして今回、廿日市市に計画されるのは、VISONをさらにブラッシュアップした施設で、宿泊施設、温浴施設、飲食・物販・体験型施設など8つのエリアから構成されています。
宿泊客室数はホテルとヴィラ合わせておよそ200室。駐車台数はおよそ2000台を計画しています。
地元企業を中心に29社が、すでに進出に関心を示しているそうです。

今回の取り組みを新機能都市開発事業として位置づける廿日市市の 松本太郎 市長に話を聞きました。
廿日市市 松本太郎 市長
「今、わたしたちが考えているのは、全国からたくさん観光客が来てくださいますけれども、そういった人たちがこの廿日市を拠点にして広島県内はもちろん、その周辺に足を運びたくなるような施設になりたい。つまりはその瀬戸内であったり、山陰観光のハブになりたいと思っています」
中根夕希 キャスター
「イメージとしてはどういう場所なんですか? 1つの街になるのか、ある種、道の駅みたいな形なのか、ショッピングモールみたいな形なのか?

廿日市市 松本太郎 市長
「今、おっしゃっている全てを兼ね備えていると思っています。いろんな形(交通手段)でアプローチしやすい、非常に立地がいい場所でしてお買い物もできますし、食もあります。あらゆるものがそろっているという。1つの街かもしれませんね」
中根夕希 キャスター
「かなり巨大な施設になりそうですね。廿日市の象徴の1つにもなりそうですけど、地域・廿日市としてはどういう効果が生まれそうですか?」
廿日市市 松本太郎 市長
「年間にだいたい観光客が400万人増えるだろうと思っています。400万人に増えると、観光消費額はだいたい200億円増えるだろうと。その200億円のマーケットに地元の企業に参画していただく。そのことによって地元へ波及する経済効果を最大化させていきたいと思ってます」