広島県廿日市市にあるゴルフ場が、12月で閉鎖すると公表しています。ところが、従業員やゴルフ場の会員たちは、閉鎖に反対だとして、自治体も動きを見せています。何が起きているのか、取材しました。

舞台となっているのは、廿日市市にあるゴルフ場、「吉和の森ゴルフ倶楽部」です。標高800mを超えるため、夏も涼しいのがウリで、平日も30~40組が訪れる人気のゴルフ場ですが、この夏、HPで12月15日をもって閉鎖することが公表されました。

吉和の森ゴルフ倶楽部労働組合 松本真執行委員長
「いきなり宣言をされ、ホームページで出されましたので、もちろん会員さんもご存じないことですし、当然従業員も知りません。何もそれまでの手続きを踏まずに、いきなり騙されたな、というのが気持ちです」

ゴルフ場の従業員で作る労働組合の執行委員長、松本真さんは、経営者側と話し合いを進めている過程での、突然の表明だったと、不信感を募らせます。

吉和の森ゴルフ倶楽部労働組合 松本真執行委員長
「(感じたのは)怒りの方ですね。当然そこまでは会員さんの方にも説明はされていなかったようですし、当然従業員についても詳しくの説明は行われておりませんでした」