県内で養殖されているカキが大量死している問題で18日、県が業者に対する説明会を開きました。

カキ養殖業者
「(カキが)9割とか死ぬっていうのは異例だと思うので、その原因をどういうふうに考えているのかというのを教えて頂きたい」

説明会は、カキが各地で大量にへい死している問題を受け、県の水産課が初めて開きました。説明会は非公開で、東広島市安芸津町の三津湾周辺でカキを養殖している業者が参加しました。

先月から水揚げの始まったカキですが、安芸津地区や呉地区の業者から「8割から9割のカキがへい死している」と連絡があり、県が調査しています。

説明会では、各地域ごとのへい死状況や大量へい死の要因について説明があったということです。参加者によりますと、県は梅雨明けが早かった影響による海水温の上昇や、塩分濃度のバランスなどを要因として挙げましたが、「詳しい原因は、分かってない」と説明しました。また、支援策についての説明はなかったということです。

カキ養殖業者
「原因の究明と、『生産者にしか分からない海の例年との違いがあったら教えて下さい』とか聞き取りのほうが多かった」

カキ養殖業者
「要因としては、まだまだ不十分なところがあると思う」

県は、20日も呉市で説明会を開くことにしています。