「地域の人の力が大切 府中のよさを共有」

本名
よくメールなどでもいただくんですけれども、よその地域から来られると、もともと知り合いがあったり、ゆかりがあったりする人はいいんですけど、そうでない方って本当にさびしい思いをしなきゃいけない、どうしていいかわからないという状況にあったりするそうですね。

小野市長
まさにおっしゃる通りだと思います。よく、よそから来られる方を受け入れる条件として、1つには働く場所ってのはあると思いますし、もう1つはやっぱり周りの人の雰囲気っていいますか、そういうのも大切だと。地域の人の力というのが大切だと思います。子育てステーションの方に遊びに来ていただけば、お母さん方がそこにいらっしゃって、お子さん同士で仲良くなれるという形もよく見受けられますので、まずお母さん方が小さいお子さんを連れて遊びに行きやすい環境作りということで、先ほど言いました、こどもの国であったり、商業施設の2階の場所であったり、そういうものを作っていければというふうに思っていますし、今、取り組んでいますので、本当にお気軽にお立ち寄りいただければと思います。

i-core FUCHU 画像提供 府中市

本名
今後もいろいろとクリアしないといけないことがあると思いますが、現在までの進ちょく状況を自己採点されるとどんな感じでしょうか?

小野市長
なかなか自己採点も難しいんですが、おかげさまで「ありがとう」とか「楽しいよ」という声もいただいたりですね。でも、まだまだ、「こういうとこをこういうふうにしてもらいたい」っていう声もありますし、就任時から街へ出かけていって、年に10回ぐらいは若い世代の方とか、町内会長さん方との意見交換会を必ずやっているんですよね。そうしたところを通してみなさんからのいろんなご意見を頂戴しながら、もちろん街づくりに反映できるものはさせていただいていますので、そういったところを踏まえば、声を聞く中ではまだまだのところもあるかなというふうに思っていますので、60点ぐらいですかね。

本名
市政施行70年の節目を今年度、来年3月末に迎えられるということは、これはあくまでも途中経過・通過点なので、80年・100年、それから先への橋渡しという意味でいうと、今後、未来の備後府中というのは、どういう街であるというふうにイメージしていらっしゃいますか?

小野市長
やはり、住んでよかったって思っていただける。あるいは、帰ってきてよかったって思っていただける取り組みを進めていく中でやはり子育てしやすい街であったり、あるいはんもともとの強みであります産業が充実していますので、さらに産業の強みを生かしていく、それから、先ほど言いました、にぎわいの部分ではもちろんスポーツの力ってのもありますけど、逆に今度は文化の力も生かしながら取り組んでいきたいと思います。やはり住んでいただいている方に府中に対する思いを強めていただけるように、府中のよさをみんなで共有できるように取り組みをしていく必要があるかなというふうに思っています。

(RCCラジオ「本名正憲のおはようラジオ」 2023年4月13日放送より)