広島だけでなく、全国各地で戦争体験者の体験を聞いてきた 綾瀬はるか さんが、広島サミットを前に、その経験を広島県内の中学生や高校生に伝えることになりました。
広島市出身の綾瀬はるかさんは、TBSテレビ「news23」の特別企画で2010年から各地の戦争体験者の声に耳を傾けています。

去年の企画では、世界各地で体験を証言してきた被爆者の田中稔子さんと会いました。ロシアのウクライナ侵攻が続く中で、現地で証言したことのある被爆者の話を聞くためです。

綾瀬はるかさん
「今、世界ではウクライナ侵攻がある」
被爆者 田中稔子さん
「同じことを77年経ってやっている。昔と同じ戦争が目の前で繰り広げられて、普通の人が亡くなっている。被爆者としては非常に悔しいですよね」
綾瀬さんが、これまで話を聞いた戦争体験者は60人を超えます。
広島サミットの開幕まで今月8日で100日…。核保有国を含むG7の首脳が被爆地に集まります。広島は、ウクライナ情勢を含む世界のさまざまな課題を考える場になります。
広島サミット県民会議は、この機会に若い人たちに戦争や平和を自分事として考えてもらおうと、「ユースフォーラム」を開くことにしました。
綾瀬さんが、自らの取材体験を紹介するほか、被爆者の田中さんを交えたトークショーも企画されています。県民会議は、「多くの中高生が自分の事として平和への興味関心を深め、未来に向けて考えるきっかけになってほしい」としています。
綾瀬さんも参加するユースフォーラムは、今月26日に広島市で開かれます。現在、参加者を募集していて、広島県内の中学校や高校などに通う生徒が対象です。専用の応募フォームか、県内の学校で配られる用紙で応募できるということです。
※応募締め切り:2月14日(火)必着
申し込み多数の場合は抽選(各回 定員1400人)
問い合わせ先 ⇒ RCC G7広島サミット ユースフォーラム事務局まで
TEL:082-222-2276 月~金 10時~17時