広島の自動車関連メーカーで、半導体の動向をビジネスチャンスと捉える企業は他にもあります。

東広島市高屋町のマイクロテクノ。創業当初からロータリーエンジンの部品を製造し、現在はオートマチック車のトランスミッションの部品が主な製品です。こちらは、そのトランスミッションの回路です。
マイクロテクノ 池本賢治社長
「この中に油が通るようになるが、変速する時に油の流れを切り替えて変速を制御する部品をつくっている。この中に、こういった部品が組み込まれていて、この部品が動くことによって、油圧の流れが切り替わる。私たちはバルブといわれる、この部品をつくっている」
こうした部品はアルミや鉄を加工してつくられていますが、加工には1000分の1ミリという、ミクロン単位の精度が求められるといいます。マイクロテクノでは材料の投入から加工までを自動化し、大量生産に対応しています。
マイクロテクノ 池本賢治社長
「機械加工のメーカーにとっては加工精度が命で、お客様が要求される以上の加工精度を絶えず自社開発して、持っておく必要があると考えている」

こちらでも精密な技術を生かして、新たに半導体関連産業への参入に意欲を示しています。背景にあるのは、今後のEV化への備えです。
マイクロテクノ 池本賢治社長
「将来を考えた時に、EV化が進んでも大丈夫なように電気モーターで動く電動化部品、これに今、取り組んでいる。とはいえ会社の将来を考えた時には、自動車業界だけではなくて、いろんな商品をバリエーションに持つことで、会社の経営が安定してくることにつながってくると考えて、現時点で半導体向けの商品開発も行っている」
その上で、半導体を巡る動きを、チャンスと捉え、参入に動いています。
マイクロテクノ 池本賢治社長
「マイクロンもあるし、TSMCもあるし、それ以外にも半導体メーカーが日本国内にいろんな設備投資を検討している。当然、日本の半導体装置メーカーも大きなビジネスチャンスになっているし、そこに私たちも入り込んでいきたいと考えている」
マイクロンの巨額投資が契機となって、広島が半導体関連産業の新たな集積地となり得るのか、行方が注目されます。






































