広島県福山市の資料館で、来年のえと「午」にちなんだ展示が開かれています。

記者「こちらの資料館のロビーには地元の伝統行事で使われている馬の模型9頭が並んでいます。来年、うまくいくように、そんな願いが込められているそうです」
これは福山市鞆町で続く伝統行事、「八朔の馬出し」で使われている木馬です。「八朔の馬出し」は、子どもの健やかな成長や商家の発展を願い、八朔=旧暦の8月1日に白い木馬を作って、町内を練り歩く行事で、江戸時代から行われ、一時中断を経ておよそ20年前に復活しました。
白馬は江戸時代から昭和初期までに作られたもので、小型から実物大まで様々です。大きな馬は鞆の商家の経済力を示しているといわれます。このほか、展示室には馬の玩具などおよそ20点が並びます。
福山市・鞆の浦歴史民俗資料館 檀上浩二・学芸員
「立派な見事な、写実的な馬の表情がある。巧みな馬の表情も見てほしい」
会期は来年2月15日まで、福山市鞆の浦歴史民俗資料館で開かれています。


































