発足から1か月が経った高市政権。11月初めのJNN世論調査では、歴代2位となる82%の高い支持率で、その後の報道各社の調査でも高い支持率となっています。その高市政権について、広島県庄原市出身の政界の重鎮、元衆議院議員の亀井静香さん(89)に話を聞きました。
亀井静香さんは1979年、42歳で衆議院議員に初当選。建設大臣や自民党政調会長などを歴任しましたが、小泉政権の郵政民営化に反対し、自民党を離党。国民新党を立ち上げ、民主党政権では金融担当大臣などを務めました。2017年に政界を引退しましたが、石破前総理が在任中に何度も面会に来るなど、いまなお政界に影響力持っています。
亀井静香氏
「早苗くんでしょう。あの人はいいところが多いんだよ。ちょっと今、世間から持ち上げられちゃって、いい気になりすぎてるな。もうちょっと謙虚に、妙な作り笑いとかしないでやれば、今は女性の時代だから。そういうことを思うよ」
亀井さんは、難航した日米関税交渉を引き合いに、日米の距離感を心配していました。
亀井静香氏
「高市総理は頑張っているんだけど、アメリカから見た場合ね、日本は可愛い“ポチ”なんだよ。仲良くすることと、しかし丸ごと植民地のような状況に持って行かれることは別なんだから。その点がちょっと心配だな」
一方、日中関係については…
亀井静香氏
「ところが今は、中国まで日本を“ポチ”にしようとしてきている。そう、非常に危ない状況だな。だからこの危機をどう乗り越えていくか。国内でバタバタ喧嘩してる状況じゃない」
※インタビューは10月末(トランプ大統領の来日直後で、日中関係の溝が深まる前)に東京都内で行っています。

































