広島県福山市は2027年度に、「レベル4」での自動運転バスの走行を目指し再び実証実験を行うと明らかにしました。

福山市 枝広直幹 市長
「未来の都市を形成していくうえでの自動運転は大きな第一歩になる」

実証実験は運転者による監視下でシステムが自動運転する「レベル2」で実施します。12月1日から3カ月間、JR福山駅と「エフピコアリーナふくやま」の2・5㌔区間で行ないます。

同様の実験は2022年から行なってきましたが事故や故障などトラブルが続出。今回は一定の条件下で運転者も不要な「レベル4」での運行実績がある事業者へ変更しました。

実験で運行するバスには車体にカメラを20基ほど搭載し、割り込みによる急ブレーキをしないといった改善がほどこされました。

また、ルート上の右折箇所にセンサを設け、対向車のスピードを把握しスムーズに曲がれるようになるということです。

市は、2026年9月から「レベル2」での通年運行を行なっていき、2027年度に「レベル4」での自動運転をめざします。