そんな彼の不安を払しょくしたのが父からの言葉でした。

中村健人選手
「父親は結構楽観的なタイプで、『もちろんNPBにいければ最高だけども、社会に出て打ちのめされるのもありなんじゃないか』みたいな声をかけてもらって(考えが)シンプルになったというか…『自分にはこれ(野球)しかないんだ』っていう思いが一番の原動力で、どこかの方面から声がかかって、そこから頑張ろうとやっても、その先の道がうまくいくわけはないですよね」

「いま自分が勝負をかけたいのは"野球の道"で、声がかかったときに『いつでもいけます!やらせてください!』と言うために体を鍛えて、むち打って動ける状態にして、自分の好きなことをできる時間に技術を向上するしかない」