回復には3年以上はかかるという見方も

こうした状況を受け呉市では、地元産の生カキを返礼品とするふるさと納税の寄付受付を一時停止しました。
呉産かき振興協議会 田中耕三事務局長
「新規の募集は止めてますし今、現状注文頂いている部分の対応はカキの生産者と市の方と協議をしながらどういう対応していくか調整している」
これから海水温が下がったとしても例年通りのカキの水揚げを回復するには、3年以上はかかるとみられています。
山根水産 山根周志代表
「もう既に来年のものも海に浸けている状況。そこも6割から7割くらい、へい死している状況なので2年は見通しが立ってないかなと思います」
さらに船の燃料費や資材費、人件費の高騰などが重くのしかかってきます。
山根水産 山根周志代表
「実習生を雇っていますので、そこの給料面だったり資材費であったり厳しい現状なので、支援の手を差し伸べていただければ…」
呉市は県と協力してカキの大量死の原因を早急に調べるとともに、被害の範囲を特定した上で資金面などを含め養殖業者を支援することにしています。

































