広島県府中市で消火栓ホースの筒先を盗んだとして、窃盗の罪に問われた元新聞配達員の男の裁判が福山簡易裁判所で始まりました。

窃盗の罪に問われているのは府中市の無職・藤岡俊巳被告です。起訴状などによりますと、当時新聞配達員だった藤岡被告は5月27日未明、配達先の事務所そばに設置されていた消火栓ホースの格納箱から、筒先を盗んだとされています。

30日の裁判で、藤岡被告は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で、知人から聞いた「ホースの筒先を売ればお金になる」との話を思い出し、2024年の年末ごろから筒先を盗んで、福山市内の買い取り業者への売却を繰り返していたと指摘しました。

検察によりますと、同種の事案での追起訴を今後予定していて、次回12月4日に追起訴分の審理を経て結審する予定です。