県内の上半期倒産件数は、12年ぶりに100件を超え負債総額は、2年連続で200億円を超えました。
帝国データバンク広島支店によりますと、4月から9月までの県内の倒産件数は110件で、前年同時期より15・8%増えました。また、倒産件数が100件を超えるのは2013年以来12年ぶりです。
内訳は「建設」が35件と最も多く続いて「小売(こうり)」が26件となっています。倒産の主な要因は「販売不振」が9割以上を占めています。負債総額は、232億6900万円で2年連続で200億円を超えました。
帝国データバンクは、「多くの中小企業は、価格転嫁を進めながら賃上げを継続することが求められているが、容易ではない。今後、廃業などを選択するケースが増える可能性は高まっている」としています。