広島の小さな企業が、海外の市場に挑戦しています。石破総理もやってきた東京の商談会で売り込んだのは、小粒ながら存在感がある商品です。
全国商工会連合会が8日に開いた商談会。80以上の企業が、お酒や味噌など自慢の商品を売り込みます。海外への販路開拓を目的にしていて、会場には、輸出業者のほか大使館など外国公館の職員も招かれていました。
広島県から出展したのは、「AKO(あこ)」。社長と開発担当がPRするのは、カンボジア産の生胡椒を広島で加工した商品です。3年前に塩漬けを発売。その後燻製タイプなどラインナップを広げています。去年は、全国の調味料選手権で最優秀賞も獲得しています。試食は、爪楊枝に刺した一粒で充分!ブースには、次々とバイヤーたちが訪ねてきます。
岡山県のバイヤー「生胡椒というのは初めて知った。非常にパンチ力もあったりするので、私も岡山の企業として何かコラボできたらなと思ってます」
近くで出展していた滋賀県のクラフトビールの担当者もやってきました。
AKO開発担当者「塩漬けなので賞味期限も常温で1年間持ちます。(試食)」
規模の小さな事業者同士、こうした商談会は貴重な情報交換の場となります。
滋賀県の出展者「いろんな今まで関わりがなかった分野の方とお話させてもらうとすごくありがたいですし、すごく刺激になります」
石破総理や重要閣僚もやってきた注目の商談会。AKOの速水社長は、手応えを感じていました。
AKO速水孝吉社長「輸出に強みを持つバイヤー様に、海外の小売店様だったりとかレストラン様にそのまま気に入っていただいた気持ちのままご紹介をいただけたらいいなと思ってます」
来年も新商品を出すそうで、一粒の夢はさらに膨らんでいきます。