11月の呉市長選で、元衆院議員の三谷光男氏が29日、立候補を取りやめる意向を明らかにしました。
三谷光男氏
「私、三谷光男は今秋、行われる呉市長選挙への立候補を取りやめることにしました」
三谷光男氏は、呉市出身の66歳。7月に人口減少や少子化の対策、市民税の軽減などを掲げ、呉市長選への3度目の立候補を表明していました。
しかし、現職の新原芳明氏を破るには候補者の一本化が必要だとして、既に立候補を表明していた能勢泰人氏と協議。能勢氏に自身の公約を受け入れてもらうことで、立候補の取りやめを決めたということです。
三谷光男氏
「最後は、私が折れる形で決着しました。今後は、立場を変えて能勢さんをフォローする形で呉市の発展に寄与していきたいと考えております」
能勢泰人氏
「呉市が良くなるために、その思いの一点で英断を下してもらい、わくわくする呉を作るために一緒にやっていけるという心強い判断を頂いたと思っております」
呉市長選には、いずれも無所属で元総務省官僚の杉田憲英氏と元国会議員秘書の能勢泰人氏、現職の新原芳明氏が立候補を表明しています。