物価高や人手不足、それにインバウンド対応…。広島の地場産業ともいえるお好み焼き店が直面する課題に、どういう打開策があるのか、現役大学生が提案しました。

オタフクソースとの共同研究会としてアイデアを報告したのは、広島経済大学の3年生です。学生達は、今年度、お好み焼き店11店舗を取材して、悩みに対する解決方法を探ってきました。

オタフクソースの社員や、取材に協力したお好み焼き店の店主なども参加した、22日の報告会では、
▽広島県内ではコンビニエンスストアより多いとされるお好み焼き店の中から、自分好みの店を見つけるためにログブックを作るという案や、
▽お好み焼き店に特化した人材マッチングアプリの開発、
▽VTuberフェスの開催などが提案されました。

広島経済大学 経営学部3年 宇野萌乃佳さん
「お好み焼き店の方はすごい情熱を持ってやられているという風に感じたので、それに応えられるように、より力を入れて取り組めたらいいなという風に思います」

オタフクソース マーケティング部 大内康隆部長
「正直そこまでの発想は持てていないというのが反省点としてありますので、こういった機会を通じて、より柔軟な視点をもって、若い方の意見も取り入れながら、業務につなげていければなという風には感じています」

提案内容は、今後、学生達の取材に協力した店舗にも情報共有されるということです。