SNSで嘘の投資話を持ちかけ、島根県松江市の男性から2200万円あまりをだまし取ったなどとして、松江警察署は、大阪府の男と三重県の2人の女を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪府大阪市の配送業の38歳の男と、三重県伊勢市の59歳の会社員の女、同じく三重県伊勢市の63歳の会社員の女です。
2人の女は窃盗の疑いでも逮捕されています。
警察によりますと、容疑者らは共謀し、去年6月から今年1月にかけて、うそのネット広告を通じてFX取引のサポートを依頼した松江市の60代の男性に対して「サポートに従って取引をすれば利益が出る」などと嘘のメールを送り、男性から合計2255万円を指定口座に振り込ませてだまし取ったほか、女2人はATMから185万円を引き出した窃盗の疑いが持たれています。
被害者の男性が「お金を返して欲しい」とLINEや電話で要求しても現金が戻ってこないことから、今年2月に警察に相談してSNS型投資詐欺被害が判り、島根県警組織犯罪対策課と松江警察署が捜査の上、3人を逮捕しました。
3人は詐欺について「だましていない」として、女2人は窃盗について「詐欺のお金と知らなかった」としてそれぞれ容疑を否認しています。
警察は、3人が匿名・流動型犯罪グループの一員で、女2人が出し子、男がその指示役とみて、余罪も含めて調べています。