親子で参加の就活イベント

このイベントに参加しているのは学生だけではありません。保護者は、「先生の専門的な学校なので、キャリアセンターで就職の活動の案内があまりない状態なんです。ただ、広島で就職活動も視野にはまだあって…」と子どもの就職活動について企業の人事担当者たちに疑問を投げかけていました。

イベントに参加した県内での就職を希望する大学2年生は「どんなことをして良いのかっていうのがわからなくて、何から始めたら良いのかが聞けて良かった。(広島就職を希望する理由は)親が近くにいるというのもあり、気軽に会えるというのが一番かなと」と話しました。

保護者は「やはり広島で就職してほしいというのがあったので、こういうところで色んな話が聞けるのは良かった。就職するのは子ども自身だから、そこまで関与したくはないが、サポートできることがあるのなら、少しでもしたいと思ったし、相談されたときに一緒に考えられたら良いなと」と話しました。

若者の県外流出に歯止めがかからない中、このイベントで県内での就職に興味を持ってもらおうという狙いもあります。県 雇用労働政策課 坂根広晴主査は「広島県は若者の流出が続いている。特効薬はないと思っているので、我々も地道にこうした取り組みをしっかりやっていきたい」と話していました。

県では今後も、同様のイベントを開催したいとしています。