海の事故や災害の発生を想定して、海上自衛隊と海上保安庁の合同で訓練をしました。

合同訓練には海上自衛隊と海上保安庁からあわせて29人が参加しました。水中映像訓練は「海難事故」や「災害」により海に投げ出された行方不明者の水中での捜索と救助を見据えています。

海上保安庁の潜水士と、普段は水中で爆発物や危険物を扱っている海上自衛隊の水中処分隊が、柵と呼ばれるロープを使い水中で連携して捜索にあたりました。およそ15分後、無事、救助を完了しました。

「要救助者、発見!」

海上自衛隊 呉水中処分隊 中村大介 隊員
「海上保安庁の人命救助の技術を共有できたので、その共有した成果を実際災害で起きた際、生かしていきたい」

第六管区海上保安部 呉海上保安部 巡視艇きりしま 重富俊介 潜水士
「瀬戸内の安全を守るっていうところで、本日はお互いの技法とか共有することができたので非常に良かった」

おととし愛媛県の来島海峡で起きた貨物船同士の衝突事故では、海上保安庁と海上自衛隊が連携して捜索にあたりました。