警察庁が始めた「警察活動におけるウエアラブルカメラ活用の試行」に合わせて、5日から広島県警でも雑踏警備での運用が始まりました。
藤智美記者
「頭や胸にカメラをつけることで、両手が塞がることなく、現場の状況を伝えることが出来ます」
警察庁では8月下旬から、全国13の警察本部で「地域」「交通」「警備」の3部門に、ウエアラブルカメラを導入するモデル事業を始めています。

広島県警は「警備」の部門でモデル事業の実施警察に選ばれ、ウエアラブルカメラの頭部用と胸部用をぞれぞれ1つずつ、警察庁から提供されました。
今後は雑踏事故などを未然に防ぎ、より安全に警備するため、雑踏警備をする際、指揮官が、現場から送られてくる映像を見ながら指示をだすことになります。
また、プライバシーに配慮し、撮影場所は公共の場所のみとし、撮影時は腕章を着用するほか、どのイベントで運用するか事前に県警のホームページで知らせます。
ウエアラブルカメラは5日から1年間、イベント会場や駅など、多くの人が集まる場所で運用されます。