広陵高校(広島市)は4日、硬式野球部のコーチが不適切な指導をしたとして日本学生野球協会から謹慎3か月の処分を受けたと発表しました。期間は8月21日から11月20日までとしています。

広陵高校によりますと、このコーチは今年4月、部員への指導注意の際に、約1分間正座させていたということです。

広陵高校は、この夏の甲子園辞退を受けて指導体制を見直すなか、不適切な指導があった可能性のある事案として把握。広島県高野連を通じて、日本高野連に自主的に報告していたということです。

コーチからは、部員と保護者に説明と謝罪をしたということです。

また広陵高校では自主的にこのコーチを、6か月間、野球部の指導や寄宿舎の業務に従事させない謹慎処分にしています。そのため、現在出場中の秋季大会には関わっていないということです。

広陵高校は「今後とも、適切な言葉での指導を徹底し、体罰などに関する研修会への参加により指導意識の改善に取り組む」としています。