11月9日投開票の広島県知事選挙で、県の元副知事で新人の横田美香氏が2日、立候補を表明しました。横田氏は「湯崎県政を継承し、発展させる」と語りました。
知事選に立候補表明 横田美香氏
「湯崎県政において取り組まれてきた雇用、地域経済の強化、広島県ブランドの強化、そして核兵器廃絶、平和を希求する取り組みなどを継承し、さらに発展させていく覚悟でございます」
横田氏は、呉市出身の54歳。農林水産省の元官僚で、今年4月から県の副知事を務めました。会見で横田氏は、湯崎知事が次期知事選への不出馬を表明した前の日の先月19日、湯崎知事から「知事選に挑戦してみないか」と打診されたと明かしました。2日、最終的に出馬を決断して知事に退職願を提出し、「頑張ってください」と言われたということです。無所属での出馬を考えているとしています。
知事選に立候補表明 横田美香氏
「この広島県は、ふるさとでもあるし、このふるさとをよくしていきたいと。しかも、よくしていくことに関して、大変大きなチャンスをいただいたと思っておりますので、ぜひ私としても挑戦をしていきたいなと思いまして、決断いたしました」
取り組みたい政策としては、農水省での経験を生かし農林水産業の強化や、若者や女性が住みたくなる地域づくり、防災・減災対策の強化、核兵器廃絶に向けた取り組みの前進などを挙げました。
一方、湯崎知事は午後5時半ごろ、横田氏が立候補を表明したことについて、次のように述べました。
湯崎英彦知事
「横田さんが出馬してくれるというのを聞いて、ちょっとほっとしているところ」
また、横田氏が会見で「湯崎県政を継承し、発展させる」と語ったことについても言及しました。
湯崎英彦知事
「私が進めてきたこと、よいこと、悪いことという風に彼女自身が判断されると思う。その判断の下で、県政を前に進めていただければと思っている」

県知事選は、10月23日告示、11月9日に投開票が行われます。


































