秋の味覚の代表格・サンマ。ことしは例年よりサイズが大きいようです。これからが旬の魚介類を広島市中央卸売市場で取材しました。

全国各地で水揚げされた魚介類がずらりと並んでいます。中でも気になるのはサンマですが…。

広島魚市場 酒井啓伎さん
「去年、多く穫れた110グラムのサイズ。今年は型が大きく150グラムあります」

今年は例年より大きめのサンマが出回っています。

おいしいサンマの見分け方を教えてもらいました。

広島魚市場 酒井啓伎さん
「頭の後ろから大きく膨らんでいるものを選ぶと、美味しいサンマが食べられる」

今は主に北海道根室産のサンマが流通していて、その卸値は1キロ2000円から3000円程度と例年並みです。

サイズが大きいため、1匹当たりの小売価格は例年より上がる見込みです。

広島魚市場 酒井啓伎さん
「プランクトンなどが増え、大きいサイズが穫れるようになったのかなという感じ。大きなサイズが穫れるのは10数年ぶり」

一方、近海で取れた魚は?

広島魚市場 住田幸司さん
「瀬戸内海で釣りの天然ハマチの入荷が増えている。1本釣りなので身も綺麗で美味しい魚」

ハマチは秋から冬に向けて旬を迎えます。広島市中心部の飲食店に魚を卸している仲卸業者に、そのほかの旬の魚介類について聞いてみました。

山口屋水産 柄脇浩二さん
「夏はハモやスズキがいいと思いますよ。今の時期、スズキは太っていて良い」