広島県教育委員会は8日、女性にわいせつな行為を繰り返し行ったとして、広島県立学校の主幹教諭の男(47)を懲戒免職処分にしたと発表しました。

県教委によりますと、男は、去年4月から9月までの間、県内で、被害女性が同意していない状況で、わいせつな行為を繰り返し行ったということです。県教委の聞き取りに対し、男は「大変申し訳ないことをした。申し訳ない気持ちでいっぱいである」などと話しているということで、県教委は去年9月から、男や被害女性、第三者などに聞き取りを行い、懲戒免職処分を決定したとしています。

県教委・教職員課の藤井典之課長は「県民の皆様の信頼を損ねることになってしまい、深くお詫び申し上げる。非常に残念に思っている」としています。

また、広島県内や県外で、教員によるわいせつ事案が相次いでいることをうけて、県教委は6月、県立の学校に対し、校内で密室になるような場所を再点検するよう指示。使用していない部屋の管理を徹底するほか、教員と生徒が一対一になる場面がないよう伝えているということです。また7月には、文科省からの通知を受け、私物の携帯で児童生徒の写真や動画を撮影することを禁止し、徹底していくとしています。