連日の猛暑で、広島県呉市の食品メーカーではラムネがフル稼働で製造されています。

呉市にある老舗食品メーカーの中元本店は、創業した100年前からラムネの製造を始めました。戦艦「大和」で飲まれていた「大和ラムネ」や、藻塩入りの「塩ラムネ」など、3種類を作っています。
昔と変わらないレシピによるラムネづくりは、まず香料などを混ぜて味を確認しながら原液を作ります。そして、冷やした炭酸水を混ぜ、最後にビンを逆さにしてビー玉で栓をするとできあがりです。
ことしは、早い梅雨明けと猛暑日が続き夏休みに入るのと同時にピークを迎えました。連日、製造機はフル稼働…。多いときで1日、およそ2000本を製造しています。

中元本店 若狭倫一営業部長「今から夏休み、お盆、秋祭りまでピークが上昇して行くんではないかと考えております」「この夏をふっとばすようにラムネのシュワシュワで涼しんでほしいと思っております」
ことしは、過去最も多い約20万本の出荷を見込んでいるということです。