全国各地で熱戦が繰り広げられている高校野球の話題です。過去には広島県大会の準優勝に輝いた実績がある江田島市の大柿高校。野球部の存続に向け、特別な夏に挑みました。
末川徹 ディレクター
「大会の1か月前となりました。選手たちは試合を想定した実戦形式の練習を行っています。声かけを徹底しながら練習に励みます」

2025年の大柿高校野球部は、チームの主力が卒業し、わずか5人。ことしの夏、東広島市の黒瀬高校との連合チームを結成しました。
大会までの合同練習は、3回のみ。普段の練習ではバッターやランナー役を監督たちがかって出て、人数の不足を補います。

大柿高校野球部 日高堅太 監督
「野球に馴染みのない生徒が増えているが、地域の人がたくさん応援してくれる。大会にはどのような形でも出場したい思い」
その言葉には、かつて先輩たちが巻き起こした大柿旋風への誇りがにじんでいました。