まだ5月なのに夏のような暑さの日もありますが、みなさんは、すでにエアコンを使い始めていますか?これからさらに、湿度も気温も高くなり、熱中症に注意が必要です。総務省消防庁のデータによると、熱中症の発生場所は、「住居」(※敷地内全ての場所を含む)が最も多くなっています。家の中で熱中症にかかる人も少なくありません。熱中症予防に欠かせないのがエアコンですが、正しく使わないと事故になることもあります。

NITE(製品評価技術基盤機構)の実験によると、エアコンの電源プラグに延長コードをつないで使用すると、発火してしまうことがあります。また、プラグにほこりがたまったまま使用すると、火が出ることがあります。さらに、室外機のまわりに燃えやすい物を置くと、燃え移って、火災の危険があります。

シーズンの初めに、エアコンを使用するときには、3つのポイントで確認が必要です。
▼電源プラグは専用コンセントに差しているか確認…延長コードを使用すると異常発熱して、発火するおそれがある。
▼電源プラグやフィルターにほこりがたまっていないか確認…発火やエアコンの効きが悪くならないように、定期的に掃除を。
▼室外機のまわりに燃えやすい物を置かない…燃え移る可能性がある。

確認が終わったら、エアコンの試運転をしてみましょう。
▼設定できる最低温度で、10分運転を…冷風が出るか確認。
▼さらに30分運転…異常な臭い・音がしないか、水もれがないか確認。
エアコンが正常に動くことを確認し、有効に活用して熱中症のリスクを減らしましょう。