コメの価格高騰が続く中、広島県福山市の運送会社がコメ作りに参入。その初めての田植えが世羅町でありました。“素人”の集まりながら、農業への思いは強いものがありました。
世羅町の山の中にある田んぼです。田植えの準備をするのは「ミライズフーズ」という会社のメンバーです。「農業の未来を作る」という思いを込めて去年、町内に設立されました。
作業にあたるのは40代が4人、あとは60代と10代です。

ミライズフーズ 中川隆希社長(44)
「きょうが私たちの記念すべき初めての田植えとなります。ボクたち素人組は、しっかり勉強して、いい田植えをしていきましょう。よろしくお願いします」
田植え機を運転するのは、61歳の市尻昌彦さん。唯一の経験者です。年下のメンバーに操作の仕方を教えながら苗を植えていきます。
中川隆希社長
「うちの場合、先生がおるんで、まあ安心して間違いなく田植えできるなって」
市尻先生の流儀は「習うより慣れろ」です。素人の生徒にすぐに運転させました。
ミライズフーズ 荒木孝幸さん(46)
「楽しいですよ、楽しかったです。ちょっと自信がつきました」