広島県庄原市東城町で、江戸時代から続く伝統の祭りが、4日にありました。山あいの街を華やかに彩る「お通り」です。

秋の東城の街を華やかな衣装を来た人たちがゆっくりと歩きます。「お通り」は、400年を越える歴史があるといわれる伝統行事です。
お母さんに着付けをしてもらっているのは、東城中学校3年の 稲垣琴音 さん。幼稚園のとき以来、9年ぶりに「お通り」に参加します。
稲垣琴音 さん
「母衣が中学校3年生までで、最後のチャンスだったので。(衣装を身にまとってみて気持ちはどう?)緊張しますし、ついに母衣ができるようになったのがうれしいのもあります。最後まで疲れた姿を見せないようにがんばって歩こうと思います」

サザンカで飾られた重さが20キロもある「母衣」を背負うと、いよいよ出発です。