折り鶴を初めて折った子どもたちも多いようです。

(子どもたち)
「もう1個折ろう」
「おもしろいよね!」
「おもしろい」

みんなで平和を願って折った折り鶴は千羽鶴になりました。平和展の感想を、日本語学校の校長先生がインタビューしてくれました。

(松村博也 さん 小学6年生)
「核爆弾をなくしてほしいと思いました」

(松永透 さん 小学2年生)
「戦争の恐ろしさを学びました。ほかにもたくさん日本のことを学べてうれしかったです」

ただ、日本の戦争の歴史を授業として詳しく学ぶことはないため、特に低学年の子どもたちにとっては難しい内容もあったようです。

(低学年の子どもたち)
「見て、これ! 見て!」

(只野杏奈さん)
「あのときはきゃっきゃしてみちゃったけど、大人になったときに、あのとき、ああいう悲惨なもの見たなって記憶に残ればなと思います」

さっそく「自分にできること」を考えた頼もしい生徒もいました。

(河野錫 さん 高校生・祖父が北広島町から移住)
「こういう日本人アジア人って感じだと聞かれるんです。原爆とか…」

河野さんは会場準備などを手伝い、只野さんが任期を終えて帰国したあとは平和展の開催を引き継ぎたいと名乗り出ました。

(只野杏奈さん)
「先生、わたしが引き継ぐよ!って言くれてすっごくうれしかったです。やって良かったなって思いました」

(河野錫さん 高校生・祖父が北広島町から移住)
「なんでパラグアイに生まれたんだろうって考えた時に広島、唯一の被爆国の血を受け継ぐものとして、ここからも平和を訴えていくことが今、わたしにできることかなって思いました」

遠く離れた地球の反対側でも、平和をつなぐ取り組みが進んでいます。